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平成29年度第1回甲府在宅ネットワーク研修会に参加してきました。
この会は医師、歯科医師、薬剤師、看護師、保健師、栄養士、ケアマネジャー等の在宅医療・介護・福祉従事者が参加し事例検討や意見交換等によりお互いの知識向上や各職能の向上を目指し、地域医療・介護・福祉に貢献するために作られた会となります。
今回は国立甲府病院の4階 大会議場で行いました。今回は40人を超す人数の参加者があり関心の高さがうかがえました。
内容は「小児の症例」というテーマです。国立甲府病院の中村先生に小児医療の現状(難病等)の症例報告や山梨県の小児医療の現状を発表していただきました。次に現場での看護の様子や現状を貢川訪問看護ステーションの山本所長よりお話しいただきました。
介護者と言われている世代が高齢者と違い若くその為の苦悩があったり、新生児医療・重心医療を受ける子供たちを産んでしまったという苦しみや自分を責める行為があったり、地域性などいろいろなことを言われそこを克服し生活をしている為その気持ちに寄り添って医療を進めている等の報告もありました。
その後グループワークに移り、小児医療報告を受け感じた事などをフリートークで行いました。歯科医の先生からは、どんな状態であれ食べることの楽しみを与えたいのでそのためにはどうしたらいいのか等熱い気持ちの発言がありました。
私が感じた事は、どんな方でも、どんな状態でもやはり生活していくうえで一番いい形、望んでいるところは自宅なんだな。自宅に戻ることはかなりのハイリスクだがそこを達成させるためにこのような多職種連携が必要なんだな。それを達成するとみんな(家族も含め)うれしいしそれで亡くなっても後悔がないことが多いと感じました。
今回学んだことは、小児の方でも成人の方でも高齢者の方でも難病の方でもこれをしたい、医療を受けたい、人工呼吸器をつけたいと思う。それは本人の気持ち、家族の気持ち、親戚の気持ち等いろいろな感情がありそれをまとめてみんなで考え行動する。その結果としてみんなが受け入れていく。生活が進む。するといろいろなトラブルが起きる。その時の気持ちは当初の気持ちとは違う感情となりうる。人間の考え、心理はその時その時に置かれている状況で違うことがほとんど。われわれ援助者側がどの立場の人の気持ちに寄り添うか。これが重要になってくるのではないかと感じました。 ケアマネ 宮下