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こんにちは!ケアマネジャーの宮下です。
昨日甲府市医師会主催の多職種連携研修会に参加してきました。「口から食べることを多職種で支える」というテーマで講演と座談会をしてきました。参加者も130名程度、職種としては10職種(医師、歯科医師、薬剤師、看護師、栄養士、歯科衛生士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護支援専門員)の方が参加しました。
人間の喜びの大きなウエイトを占めている食事をいかに最後まで食べていただくか。かなり大きいテーマでした。
長田在宅クリニックの長田先生の座長で進行が始まりました。
第1部講演として
山梨県栄養士会 会長 田草川憲男先生より訪問栄食事指導の実際として女性高齢者の約3割の方は低栄養状態との話もありました。栄養(特にたんぱく質)が足りていないと筋肉量が落ち(サルコペニア)日常生活に支障が出る。という話から、栄養士が訪問し食生活等を改善させることが期待できるという内容の話がありました。
山梨県歯科衛生士会 認定歯科衛生士の内藤先生より口腔ケアの必要性、歯のかみ合わせについてや、うまくいかない理由には歯ブラシの毛のかたさが影響してる場合もあるというお話を聞かせていただきました。
山梨県言語聴覚士会 藤巻先生より、言語聴覚士(ST)って何ができるんだろう?と事例を交えてお話しいただきました。レントゲン装置を使用し飲み込み確認ができるVFという装置を使いながらの評価もできるという内容も教わりました。
第2部としまして座談会で口から食べることの意義やどのタイミングで誰にお願いしていったらいいのだろうか?など専門職連携の話も議論が出ました。最後に歯科医師会の武井先生より、栄養をきちんと取る事やおいしさを感じる事は、その人の生きる力を引き出すことにもつながるとお話しいただきました。
人間の欲の中でもかなりのウエイトを持つ「食欲」
今回の研修は生きる力と栄養、おいしさ等私たちが普通に感じていることが高齢になっていくと喪失してしまうということを改めて感じました。
皆さん、栄養状態に注意して元気に生活していきたいですね!!