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3月23日(日)御茶ノ水ソラシティホールにて調剤報酬改定セミナーが開催されました。
講師として国会議員・厚生労働省職員・調剤薬局経営者・弁護士・診療所医師の5名の先生が招かれ、それぞれの立場から薬剤師が何を求められているのかをお聞かせ頂きました。
全ての先生のお話に共通していたと感じたのは、「薬剤師は地域医療を考え、個々の患者さんにマッチした薬物治療を提供することを求められている」ということでした。
医薬分業が始まり長年、「調剤・服薬指導・薬歴記載」が「薬局の仕事」となっていましたが、「薬剤師になる為に学んだ薬理学・薬物動態学・製剤学の知識を活かしての個々の患者の薬物療法の評価、予防医療、ヘルスケアの情報提供、多職種連携」が「薬局の仕事」となるのであればむしろ喜ばしいことではないでしょうか。
薬局が薬を受け取る通過点から、患者さんや地域の方が気軽に立ち寄り、相談をし、喜んで帰っていく。。。。そのような場所になれば薬剤師としてのやりがいやモチベーションも増すのではないでしょうか。
もちろん、「薬局の仕事」に対する固定概念を捨て去ることの難しさ、経営環境が厳しくなるのではなどの不安、今回の診療報酬改定は厳しい、といったことは少なからず感じます。
ただ、制度が改正されれば、現在当たり前となっている門前薬局という形態すら無くなるという変化があってもおかしくないと感じました。
危機感を持ちながらも変化へ順応していき、今回の診療報酬改定に対しても前向きに取り組んでいく必要があると感じました。
今回のセミナーのプログラムを紹介します。
・「今、薬剤師として求められる力」とかしきなおみ氏(衆議院議員)
・「平成26年度 調剤報酬改定の概要とポイント」近澤和彦氏(厚生労働省薬剤管理官)
・「薬局経営3.0 ~今、求められるパラダイムシフト~」狭間研至氏(ファルメディコ株式会社 代表取締役)
・「在宅医療を行うにあたっての法的注意点」赤羽根秀宣氏(弁護士)
・「在宅医療における薬剤師職能への期待」川越正平氏(診療所院長)